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「平均入院日数２０日のからくり」

いつもありがとうございます。


愛媛（松山・新居浜・今治）を中心に活動しているFP（ファイナンシャルプランナー）の柳原です。

昔からですが、一部分だけを切り取った情報が目につきます。みなさんも気をつけてくださいね。
　

例えば、入院日数についてもそうです。


「医療技術の進歩、医療費削減の動きもあって、入院日数はどんどん短期化していて、今や平均入院日数は20日ほどなんですよ！」なんて事を聞いたことないでしょうか。


実はこれも、一部分だけを切り取った話です。

一般病床という病床に入院した場合についてのことだけです。


　実際は入院となった場合、病床の種類はほかにもあります。


　しかもこれは、1つの病院での平均です。ほかの病院に転院することもよくありますよね。実際の入院日数はもっと長いかもしれません。


　慢性疾患など、そもそも治療には長期間かかりますよ、という人が入院するのが療養病床ですが、その患者さんたちの平均入院日数は170.3日です。あくまで平均です。


　弊社のお客様で、今、脳血管疾患で入院中の方がいます。すでに入院5ヶ月目で、退院は4か月後くらいを1つの目途にしましょうといった具合です。途中で、ほかの病院へ転院したこともありました。



　一部分だけを切り取った情報を鵜呑みにして、入院した場合の準備は、60日分もあれば十分だ、などというのはいかがなものかと思います。



なぜ、保険屋さんは60日型などの短期のものを勧めてくるのか？はまたの機会に。


せめて1年分くらい準備しませんか？





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